メンタルヘルス対策支援

ここ数年で企業のメンタルヘルス対策が大きくクローズアップされるようになりました。
「産業構造の変化」、「企業のグローバル化」、「成果主義の浸透と裁量労働制の普及」、「ITの普及による情報伝達手段やスピードの飛躍的変化」等々と求められる労働の質の変化は驚くべきものがあります。
メンタルヘルス対策は事業者の社会的な責任であると言われ、心の健康管理も含めた安全配慮義務が法的にも問われる今、多くの人事労務担当者にとっては「どのようにすすめていったいいのか」、「どのように導入していったらいいのか」、「効果的な取り組みの方法は・・」とわかりにくいのも事実だと思います。
東日本大震災をきっかけに研修内での気づきからメンタルヘルス対策の必要性を痛感し、実践、研究を重ね企業のメンタルヘルス対策を支援してまいりました。
社内でのこころの健康管理における相談窓口としてメンタルヘルス対策推進を企業の方々と共に支援しております。
それぞれの企業の規模、業種により導入方法、最初の一歩は違います。
先ずは社内のご担当者様のお話しをお聞かせください。それぞれの企業のニーズにあった仕組みづくり、対応策などこれまでの多くの企業での経験と実績から無理のないご提案をさせて頂きます。
人の問題は企業にとって大きな問題となります。特に中小企業にとっては死活問題となります。単なる作業環境にとどまらず企業の生産性につながる経営資源の問題になります。その企業にあった内容を見出し、支援をさせていただきたいと思います。お気軽にご相談ください。

ポジティブメンタルヘルス

メンタルヘルス対策の目標を、これまでのストレスやうつ病の対策から、従業員のポジティブな心理状態の向上へと拡大する考え方です。これまでの職場のメンタルヘルス対策の目標は、ネガティブな心の状態のために生じたマイナスをゼロに戻すことで、不調を抱えた人などある程度限られた範囲の人を対象としていました。対して、ポジティブメンタルヘルスの取り組みは、発揮できていない意欲や能力を引き出し、いきいきと生産的に働くことを応援する活動です。つまり、プラスをもっとプラスにすることを目標とし、ある特定の人ではなく、行ってみればより広い範囲の人を対象とする、より広い領域にまたがる活動です。
これまでのメンタルヘルス対策より、大きな可能性を持っています。
ポジティブメンタルヘルスの取り組みは、活気ある生産的な職場をつくることにもつながるため、単なる健康管理にとどまらず、企業の経営戦略の一つと言えるでしょう。

レジリエンス

「レジリエンス」とは、
「状況に対して私たちが反応する仕事をコントロールし、挑戦や逆境から立ち直る能力」をいいます。
私たちの日常では、さまざまな出来事が生じ、私たちはそれらに対応しています。その出来事の中には対応することが難しいものもありますが、衝動的に反応することなく、いかに意識的に自己コントロールしながら適切に反応することができるかが問われます。うまく対応することができなければ、怒りや苛立ち、不安や憂鬱、諦めや挫折を感じることもあります。その一方で、精神的な落ち込みから早期に立ち直り、挑戦や逆境を乗り越えていく人もいます。その人が持つ力がレジリエンスです。
このトレーニングを通して、なぜ人は感じ方が違うのか、ネガティブな出来事に対しての対応の仕方をどのようにコントロールできるのか、これまでの人生での対処の仕方から何を教訓として学ぶことができるのか、といった自己理解を深めます。
レジリエンスは決して特別のものではなく、私たちがすでに持ち、発揮しているものであり、研究によってレジリエンスは習得できることがわかっています。
特に以下の3つの力をつけていきます。それがレジリエンスを高める要素となります。
①「回復力」
逆境や困難に直面しても、心が折れて立ち直れなくなるのではなく、すぐに元の状態に 戻ることができる、竹のようなしなやかさを持った心の状態
②「緩衝力」
ストレスや予想外のショックなどの外的な圧力に対しても耐性がある、テニスボールのような弾力性のある精神、いわゆる打たれ強さを示します。
③「適応力」
予期せぬ変化や危機に動揺して抵抗するのではなく、新たな現実を受け入れて合理的に対応する力。
レジリエンスを高めて、精神的な落ち込みから早期に立ち直り、挑戦や逆境を乗り越えていく力つけてまいりましょう。

EQI(行動特性検査)

EQI(行動特性検査)とは、
EQ理論をベースに、EQの発揮度合いを行動面から測定する検査です。
個人の“強み”、“弱み”を把握し、自己の育成ポイントを見極める事が可能となります。さらに個々の結果からは、組織風土の客観的な分析が可能(組織分析)になり、企業・事業特性に応じた研修・コンサルテーションなどの施策を提供しています。

元となるEQとは何でしょうか?
nEQでもベースになっている理論ですが、
~Emotional Intelligence Quotient~と示されますが、EQは「自分と相手の感情を把握し、その場の状況に応じて、適切に感情をコントロールして、思考や行動を導く能力」です。

IQ(知能指数)に対して「こころの知能指数」と呼ばれるEQは、1990年に米国の心理学者ピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士によって提唱されました。
EQが高い人材は、感情に揺さぶられることなく、成果につながるための最適な感情を生み出し、また相手の気持ちを理解して、その場にふさわしい行動を取ることができます。EQは誰でも備わっている能力であり、磨き高めることが可能です。

EQが高い人の例

  • モチベーションや前向きな気持ちを生み出し、積極的に取り組むことができる。
  • お客様からのクレームなど困難な場面で、感情を上手くコントロールして冷静に対応することができる。
  • 円滑な人間関係を築き、チームワークで成果を出すことができる。
  • 部下の気持ちを理解し、効果的に働きかけ、リーダーシップを発揮できる。

なぜEQが必要なのでしょうか?

ビジネスに必要な能力には、IQやスキル、業務知識や経験など、様々なものが考えられますが優れた人材はこれらの能力に加えて、仕事に対する高いモチベーションや、相手の気持ちを理解し、行動できる能力を持っています。その行動力のベースとなるのがEQです。
パソコンにたとえると、EQは基本システムであるOS(オペレーション・システム)といえます。その土台がうまく機能してから、はじめてIQやスキル、業務知識などのアプリケーション・ソフトが最大限に発揮されるようになるのです。
EQは遺伝などの先天的要素が少なく、研修や後天的に高めることができる能力です。EQを高める第一歩は、まず「自分を知る」ことからはじまります。

EQは後天的に高めることができる能力です。EQは誰もが生まれながらに持っている能力です。ただ、その度合いには個人差があるのも事実です。そのため、周囲と上手にコミュニケーションをとれる人がいる一方で、人によっては周囲とのディスコミュニケーションを生じることになってしまうのです。
EQを高める第一歩は、「EQというのは能力であり、EQを発揮することは自分の能力を発揮することだ」という意識を持つことです。
「自分はいま能力を発揮しているのだ」と考えることが出来れば、「相手はいまどんな気持ちだろうか」と意識的に相手の感情を識別するようになりますし、相手に共感したり、自分をモチベートしたりすることにも積極的になります。

そして次に大事なことが、自分のEQを知ることです。
EQは基本的に

  • 「感情の識別」
  • 「感情の利用」
  • 「感情の理解」
  • 「感情の調整」

という4つの個別能力を循環的に発揮することで機能しています。

これらの個別能力は緊密な関連を持ち、常に互いを補完し合うように連繋して動いています。
自分の感情を識別できなければ、それを利用することもコントロールすることもできませんし、他者の感情の原因やその後の変化を類推できなければ、適切な働きかけを行なうことは困難です。
つまり、適切にEQが機能するためには、EQを構成する4つの能力がバランス良く発揮されることが重要になります。
自分のEQを知るとは、この4つの能力がどのようなバランスになっているかを知るということです。
ぜひ、EQIを通じてご自身や会社組織全体のEQを測定してみてください。
その理解を通じ、EQを成長させることで、多くの良い変化を生む第一歩を踏み出すことができるのです。

EQI受検及びプロファイリング(お一人様 1時間以内)
EQI(行動特性検査) WEB/紙 両方可(受検時間・約30分 個人差あり)

受検のみ 5,500円(税込)

受検及び面談(1時間・解説含む) 22,000円(税込)(EQI受検・消費税込)

内田クレペリン検査とは

日本で開発された心理検査のなかでは、もっとも長く使われている検査のひとつです。90年近くにわたって、産業や教育、そして医療の現場で使われ続けています。それだけ長く、広い分野で使われているということは、人の心理の普遍的な部分を判定できる検査といえるでしょう。いまでも年間70万人の人が内田クレペリン検査を受検しており、その利用価値は依然として高く評価されています。

そして現在、内田クレペリン検査は日本の代表的な検査という位置づけを超え、アジアを中心に世界に広まりつつあります。多様性が尊重される時代だからこそ、言語や文化的な背景に影響を受けにくい内田クレペリン検査の強みに、あらためて注目が集まっています。

〇面接や質問テストではわからない面がみえる
内田クレペリン検査の最大の特徴は、「作業」だけを使って受検者を測るところにあります。面接や質問を使ったテストでは、どうしても回答者の意図が入り込んでしまいますが、内田クレペリン検査では、ときに本人も気がついていないような特徴が受検者の作業にあらわれます。

〇Webテストでは、実施できない理由
最初にお断りしておきます。内田クレペリン検査は、いま流行りのWebテストでは実施できません。それは、この検査が身体的なストレスを含めた「作業負荷」をかけることを前提としているためです。紙と鉛筆を使う理由は、IT化が遅れているわけではないのです。この作業負荷が、質問ではわからない特徴を浮かびあがらせるからです。

〇年間70万人の安心の実績
Webで実施できないからといって難しい検査ではありません。1人から数百人まで同時に実施できる便利な検査です。そのため、国内外で年間70万人という人が内田クレペリン検査を受検しています。そのユニークな情報価値に対して、料金も手頃です。

検査方法

内田クレペリン検査は、心理検査のなかでも「作業検査法」と呼ばれるジャンルの検査です。簡単な一桁の足し算を1分毎に行を変えながら、休憩をはさみ前半と後半で各15分間ずつ合計30分間行います。全体の計算量(作業量)、1分毎の計算量の変化の仕方(作業曲線)と誤答から、受検者の能力面と性格や行動面の特徴を総合的に測定します。

〇検査でわかること
「能力面の特徴」と「性格・行動面の特徴」が分かります
通常、「知能」や「性格」を測るためには、2つ以上の検査の実施が必要になります。しかし、内田クレペリン検査は、「人が作業(行動)するときの能力」と「その能力を発揮するときの特徴」のふたつをまとめて測ることができます。「能力面の特徴」は知能との相関も高く、受検者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、効率よく作業がこなせるかを現しています。いっぽう、「能力を発揮するときの特徴」は、わたしたちが「性格」と呼ぶ特性と重なるところが多くあります。

〇内田クレペリン検査では性格・行動面の特徴を3つの側面から把握します
一般的な作業検査ではおもに受検者の能力面の特性をみますが、内田クレペリン検査では、作業曲線という作業の推移を細かく分析することで、受検者の性格や行動するときの特性を判定できます。

  • 発動性 ものごとへの取りかかり、滑り出しの良し悪し
  • 可変性 ものごとを進めるにあたっての気分や行動の変化の大小
  • 亢進性 ものごとを進めていく上での強さや勢いの強弱
人材採用におすすめな理由

①リクルートスーツの内側に秘められた「本当の個性」を見抜く
②客観的な検査結果が、採用後の仕事の成績を予測する
③内田クレペリン検査は、50分間(受検時間)で
実施できる「インターンシップ」
(「能力」と「コントロール」の側面をかけあわせた特徴を「働きぶり」としていますが、これを予測できる)

こんな方へおすすめ
自社に最適な人材を採用したい
面接だけではわからないその人の本質的な特徴を
知りたい
入社前にその人の働き方の特徴を知りたい
客観的な検査で自社の最適配置を検討したい

外国人におすすめな理由 国内での利用

①異なる言葉や文化の人たちと一緒に仕事をする
現場で
②言葉や文化の違いの奥にある生の「働きぶり」を測る
ことができる

こんな方へおすすめ
日本国内で外国人を雇用したいが、どうやって選べば
いいか困っている
海外での人材採用時、採用基準が不明確(面談と履歴書のみで採用している)
文化が異なる国での採用だからこそ、応募者の能力や行動特徴について、客観的指標が欲しい
従業員の特性を知り、本人にあった配置をしたい

安全管理におすすめな理由

①日本の鉄道の安全神話を支える(鉄道会社の適性
検査として使われています)
②採用時の選抜だけでなく、定期的なチェックで効果があがる
③バスや宅配便、工場での事故の防止から自衛隊まで使われている

こんな方へおすすめ
物流/運輸/建設/製造/衛生管理などのお仕事の安全管理を強化したい方
適性検査を使って事故の少ない集団を作りたい
組織全体の管理を客観的に行いたい方
安全管理面で人材配置を再検討したい方

内田クレペリン検査 紙のみ(受検時間・約50分)

受検のみ(個別診断的判定のみ) 2,420円(税込)

受検のみ(個別診断的判定+ガイダンス判定) 4,620円(税込)(受検者に解説資料がつきます)

受検及び面談(1時間・解説含む)16,500円(税込)(個別診断的判定+ガイダンス判定が付きます)

※個別診断的判定のみ、個別診断的判定+ガイダンス判定のお申し込みに関して、10名未満の場合には送料1,100円ご負担いただきます。
ご了承ください。